1. 経費精算システム「経費BANK」
  2. 導入事例
  3. フォントワークス株式会社様

導入事例

フォントワークス株式会社様

手作業だった支払い管理や仕訳登録の手間が約1/3に。電帳法に対応した環境もコストをかけずに構築できました。

フォントワークス株式会社

デジタルフォントの企画・開発・販売を主軸に事業を展開するフォントワークス株式会社。「もじと もっと じゆうに」をタグラインに掲げ、進化を続けるコミュニケーションを予見し、時代にも環境にも合った「文字」を提供することで、あらゆる人の日常に新しい価値を生み出すことを目指しビジネスを展開。多彩なラインアップのフォントを定額制で利用可能なサービスやデジタル家電などへの組込み用フォント・システムを提供。さらにクライアントの要望に沿ったオリジナルフォントの開発なども行っている。

社名フォントワークス株式会社

設立平成5年8月9日

代表者代表取締役社長 CEO 原田 愛

本社東京都港区北青山3-2-4 日新青山ビル5F

社員数63名(2022年9月30日現在)

事業内容

デジタルフォント(書体)の企画・開発・販売およびソフトウェアの開発、テクニカルサービス、OEMなど

導入前の課題と導入に至る経緯

属人的かつアナログな仕訳作業とExcel管理からの脱却を目的に経費精算システムの導入を決断

フォントワークス株式会社は、文字を通じて新しい文化創造の担い手になることを企業理念として1993年に創業。2002年に業界初のフォントサービス「LETS」の提供を開始し、世界中の人と人、人と情報、人と作品の距離を縮めることに貢献すべく取り組みを推進している。視覚障害者・高齢者にとって最適なフォントを求めるべく「UD(ユニバーサルデザイン)フォント」の研究も行うなど、ユニバーサル・コミュニケーションが日常に根付く未来の実現を目指し進化を続けている。 

同社は、経費精算業務において、属人的かつアナログな仕訳作業とExcel管理からの脱却、業務効率の向上を目的として2019年より「経費BANK」を導入。「経費BANK」導入後は、手入力での仕訳だけでなくアナログな管理の大幅な効率化により経費精算を含む経理業務の時間が大幅に減少。さらに自部署完結で運用できる体制を構築するなど、抱えていた課題が大きく解消されたという。

導入後の効果や、「経費BANK」運用の極意などを、管理部 経理グループ 浅利様、マーケティング部 夏目様に伺った。

導入前の
課題

  • 経費精算と会計システムの連携がとれないシステムだったため、仕訳登録作業をすべて手入力で行っていた。
  • 起票漏れ・支払い漏れを防ぐためにExcelの管理表を作成・管理しており、属人化していた。
  • 以前使っていたシステムは仕組みが難解で、自社完結の運用が構築できず、非効率さを感じていた。

導入後の
効果

  • 毎月約48時間を要していた仕訳登録作業が激減し、関連業務含め1/3程度まで減少した。
  • 自部署内で簡単に設定変更などができるようになり、対応スピードの向上とメンテナンスコストの削減ができた。
  • 追加費用なしで電帳法にも完全対応できる環境を構築できた。

「経費BANK」導入前は、経費精算業務においてどのような課題がありましたか?

浅利氏

弊社では、もともと稟議書等の回議にて使用しているワークフローシステムを使い、経費の申請・承認も行っていました。ワークフローシステムを使ったフローとしては、支払先、金額、予算管理コード、支払日の記載とともに、それに伴う証憑のPDFを必ず添付して申請を行ってもらい、最終承認まで終わったものを経理グループで印刷して内容を確認しながら仕訳起票を行うという流れで業務を行っていました。

当時使用していたシステムが経費精算に特化したものではなかったので、会計ソフトへの仕訳取込が物理的にできませんでした。そのため、印刷した申請書と証憑を一つ一つ確認しながら手入力で仕訳起票を行うという作業になり、時間と労力が非常にかかっていました。

経理グループは3名で業務を行っていますが、印刷や目視での確認、入力作業に加えて、起票漏れ・支払い漏れを防ぐために別途Excelで管理表を作成し、管理しなければならず、それら一連の作業が完全に属人化してしまっていたため、何とかその状況を解消しなければと考えていました。

フォントワークス株式会社 管理部 経理グループ 浅利 裕介氏

管理部 経理グループ 浅利 裕介氏

属人化してしまっていたアナログな管理と仕訳作業を、経費精算システムの導入によってカバーしたかったということですね。他には何か課題はあったのでしょうか?

浅利氏

以前使っていたワークフローシステムは、自分たち経理担当者で簡単に設定変更などのメンテナンスができない、という点がネックになっていました。自部署内で完結できる体制の構築というのも課題の一つでしたので、システム導入にあたっては設定やメンテナンスなどが簡単にできることも重要なポイントとして比較検討しました。

導入の流れ

コストメリットはもちろん、使い勝手の良さとカスタマイズ性の高さが決め手となり経費BANKの導入を決定

「経費BANK」を採用した決め手はどこにありましたか?

浅利氏

こういったシステムを導入するにあたっては、高額な初期費用がかかるのが一般的な中で、「経費BANK」は初期費用無料というのはかなりインパクトがありました。

加えて、初期設定を依頼せずとも我々経理グループの中で全て完了できたことや、メンテナンスが簡単にできる使い勝手の良さというのは「経費BANK」の秀でている点として非常に高く評価しています。状況に応じて何か変更したいことが出てきた時に、「すぐに変更します」と言えるか、「自分たちではできないので見積をとります」とでは当然スピード感も変わってきますし、初期費用やランニングコスト以外も考慮しなければならない点だと思いますので。

また、今回のリプレイスではできるだけ社員に申請の負担をかけないことが重要なポイントで、これまでより入力項目や作業工数を増やさないのが必須条件でした。その点「経費BANK」は、内訳コードに勘定科目や消費税区分を設定することができるので、社員にとっては、これまで使用していたものと同じ予算管理コードと金額を入力するだけで申請することができるため、従来のフローと乖離しないようにカスタマイズできたのも決め手となり採用を決めました。

その他、魅力に感じていただいている機能などはありますか?

浅利氏

金額によって承認ルートを自動で分岐させる機能は、申請者がどちらを選んでよいかわからないというような状況を防ぐことができますのでとても便利だと思います。承認ルートに関しても、会社の規程に従って自由にカスタマイズできる仕組みになっていますし、さきほど申し上げた通り、特別な知識がなくても簡単に設定ができるので本当に使いやすいシステムだと思います。

「経費BANK」を社内で稼働させるまでの流れも教えてください。

浅利氏

前システムからの移行にあたっては、御社からいただいたマニュアルを弊社用にカスタマイズして全社向けに説明会を実施し、その後2回ほど質疑応答の時間を設けてできる限り移行がスムーズに行えるよう努めました。その結果、最低1か月は新旧システムの並行稼働を想定していたのですが、実際には移行期間を設けることなく、一気に切り替えを完了することができました。

導入効果と今後の展望

1/3程度まで作業工数の削減に成功。属人的かつアナログな作業からも解放され、業務効率が格段にアップ。追加費用なしで電帳法に完全対応できる環境も実現

以前のシステムから「経費BANK」に移行し、社員の皆様の反応はいかがですか?

浅利氏

社員からは「簡単」、「使いやすい」という声をいただいています。新入社員は基本的にマニュアルの送付のみで経費申請できている状況ですので、そういった意味では「経費BANK」のUIが優れているというのが大きく、導入して良かったと思っています。

夏目氏

弊社に入社する前は別の会社の経費精算システムを利用していたのですが、経費申請の際にやることが多かったり、とても複雑で、申請者側の立場として「経費BANK」はシンプルですごく使いやすいです。

前職は100名規模の会社だったのですが、すごく沢山の機能が充実している一方で、恐らく会社の規模感とはミスマッチなスペックだったのではないかと思っています。システム導入時には経理の方が全国を回って説明会を実施してくれたのですが、使い方が難しいので経理への問い合わせもすごく多かったと思いますし、苦労されたのではないでしょうか。そういった点でも「経費BANK」は、先ほど浅利も申し上げた通り、感覚的に操作ができるのでストレスなく利用できています。

フォントワークス株式会社 マーケティング部 夏目 麻衣子氏

「経費BANK」導入によって課題は解決しましたか?

浅利氏

はい、解決しました。「経費BANK」と合わせてデータ連携している勘定奉行も御社から導入しましたので、「経費BANK」で社員が申請した伝票をそのまま仕訳データとして勘定奉行に取り込み、仕訳起票することができるようになりました。手入力で作業を行っていた時には紙の印刷、目視での確認なども含めて毎月48時間くらいかかっていた業務を1/3程度まで削減することができ、限られたリソースを有効活用できるようになりました。また、別途Excelで起票漏れや支払い漏れを管理する必要もなくなったので、業務効率が格段にあがり非常に助かっています。

決め手のところでもお話ししましたが、以前使用していたシステムは自分たちでメンテナンスができなかったのですが、「経費BANK」の導入により自部署完結の運用も構築できましたので、大変満足しています。

電帳法の対応はいかがでしょうか?

浅利氏

最初にお伝えしました通り、もともと証憑はすべてPDF化して申請する時に添付するという文化がありましたので、社内環境の整備は比較的スムーズでした。

「経費BANK」のトップに「申請・精算」のタブがあるのですが、すでに「領収書データ一覧」と「請求書データ一覧」というメニューまでは既に設置済みです。あとは社員の皆さんに、ここにPDFを保存して申請してもらえば、電帳法の要件を満たした形式で電子保存されますので、稼働の一歩手前までできているという状況です。

「経費BANK」は電帳法の要件を満たした形式で電子保存できる機能を、追加費用なしの標準機能として搭載しているのでありがたいですね。

この運用が稼働すると紙での保管は不要になるので、デジタルデータでの一元管理ができる体制を御社は既に構築されているのですね。最後に、検討中の企業様に向けて一言お願いします。

浅利氏

新システム導入時には機能面に気をとられて大きなシステムを導入しがちですが、実際に使用してみると使わない機能に気づくことも多いと思います。ですので、運用を含むコスト面と利便性を吟味して「自社に合ったちょうど良いシステムを選ぶ」ということがやはり一番大事なことではないでしょうか。

「経費BANK」は使い勝手も良く、特別なシステム設定等の知識がなくても自部署で簡単にカスタマイズできるので、弊社にはちょうど良いシステムだと実感しています。初期費用もかからずランニングコストを安く抑えながら電帳法対応もできるため、小規模~中規模の中小企業にはとてもマッチしていると思います。

※掲載している情報は取材当時のものです。

経費BANKの導入事例

すべての導入事例を見る

シンプル・スピーディーな経費精算を

まずはお気軽にお問い合わせください