1. 経費精算システム「経費BANK」
  2. 導入事例
  3. 株式会社かごめかんぱにー様

導入事例

株式会社かごめかんぱにー様

以前利用していた経費精算システムから切り替えを実施。小規模運営にマッチしたプランと充実した機能で、費用対効果を感じることができました。

株式会社かごめかんぱにー

株式会社かごめかんぱにーは映像・アニメーション制作を主な事業としつつ、さまざまなコンテンツの企画・制作を行う会社として2022年に設立された。アニメーション制作では、映画『すずめの戸締まり』、TVアニメ『僕の心のヤバイやつ』等において一部制作を受託。また、オリジナルの知的財産(IP)の企画や原作開発・版権管理、コンテンツに関するライセンス展開や商品化の企画提案など、広くコンテンツにまつわる業務を手がけている。

社名株式会社かごめかんぱにー

代表者代表取締役社長 比嘉 勇二

社員数7名

設立2022年3月

事業所東京都豊島区西池袋5-17-12 創業新幹線ビル6F

事業内容

映像・アニメーション制作業務、ライセンス業務・グッズ制作業務、IP企画・原案開発業務など

導入前の課題と導入に至る経緯

経理業務の効率化+コストパフォーマンスを理由にシステム更新を決定

株式会社かごめかんぱにーは、一人ひとりの個性を籠目のように交え組み上げる「“楽しい”を入れるかご」というコンセプトのもと設立された。映像・アニメーション・コンテンツ制作を主な事業とする以外にも、自社ならびに顧客のオリジナルIP(*)の運用を支援するなど、コンテンツにまつわる幅広い事業を展開している。

(*)IPとは、Intellectual Propertyの略称で、映画やアニメーションなどのコンテンツやそのキャラクター、またロゴやアイディアなどの知的財産のこと。

同社のユニークな点の一つに、部署名のネーミングが挙げられる。「かごを編む際の材料」が部署名として使用されているのだ。今回インタビューをおこなった部署は、経理業務を含むバックオフィスだけでなく、ライセンスや宣伝、代理業務などを担当しており、事業活動を縁の下で支えるタフさや、作品とユーザーを繋ぐために多岐に渡る動きが求められるため、“世界最強の雑草”と呼ばれる「茅」にあやかり、「茅ノ目(カヤノメ)」という部署名になっている。

同社では創業より経費精算システム(他社)を導入していた。しかし、少人数だったこともあり、人数に見合った費用感での運用が課題として上がっていた。そこで、毎月のシステム利用料を見直すこととなり、2024年4月に「経費BANK」への切り替えを実施。システムを使用した経費精算の習慣がついている中での切り替えだったため、目標としていたコスト削減を実現しつつ、以前と変わらない業務効率を維持できているという。

導入の背景や決め手、導入後の効果などについて、取締役副社長 小池氏と、茅ノ目 出口氏に話を聞いた。

導入前の
課題

  • 既存運用していた経費精算システムについて、利用人数に見合ったランニングコストでの運用が課題となっていた。
  • 経理業務における知識が専門的なところまで至っていない中で、システムに関するやり取りをよりスムーズに行いたい・足回りを良くしたいと感じていた。

導入後の
効果

  • 必要機能を十分満たしており、従来の運用環境と変わらない利便性を維持しながら、ランニングコストを削減できた。
  • 「領収書AI-OCR」の読み取り精度が高く、手入力の手間が緩和されている。
  • カスタマーサポートや営業担当者による柔軟な対応が、経理業務経験の浅いスタッフにとって安心感があり大きな助けとなっている。

「経費BANK」を導入したきっかけについて教えてください。

小池氏

私と出口が所属する「茅ノ目(カヤノメ)」という部署は、経理業務を含む管理業務、またライセンスに関する業務や宣伝、グッズ等のOEMやステージ制作の受託業務を担当しています。両者ともに前職まではライセンス業務を主な職歴としていたため、経理の専門職ではないのですが、経費精算業務も私たちの業務の一つです。
当社では各事業部においてクライアントや外部スタッフと打ち合わせをする機会が多く、「交通費」や「交際費」などが常に発生します。

出口氏

交通費や交際費以外にも、私たちはエンターテインメントに関する知見を全社的に深めるためにさまざまな作品に触れることを推奨しており、書籍購入に伴う「図書費」や、作品鑑賞する際のチケット購入として「研究開発費」が発生するのも特徴です。

小池氏

経費精算は作業や処理が煩雑になりやすい一方、ミスは防がなければなりません。そこで当初は、前職で経費精算システムを利用した精算処理が便利だったことを思い出し、同じシステムを導入してみたのです。結果、すべて手作業で対応していた創業間もないころと比較し、業務負担を約半分まで軽減できました。

そして、そのシステムの機能自体に不満はなかったのですが、運用にあたり今度は「システム利用料」の負担を感じるようになりました。経費精算業務が煩雑とはいえ、実際に経費申請をする従業員はわずか数名。企業の規模に対して、システム利用のランニングコストが高いことに頭を悩ませていました。

株式会社かごめかんぱにー 取締役副社長 小池 哲氏

取締役副社長 小池 哲氏

出口氏

そんな折、日頃からお世話になっている税理士から「こういうシステムがありますよ。」とお話をいただいたのです。それが「経費BANK」でした。

導入の流れ

圧倒的なコストパフォーマンスのよさと業務効率の高さを両立

「経費BANK」導入の決め手は何でしたか?

小池氏

何よりも魅力的だったのは、コストパフォーマンスのよさです。私たちは現在、利用ID数が10IDで、「領収書AI-OCR」を年間1,200枚利用する契約を結んでいますが、月額の利用料金を見て「本当に!?」と驚かされました。

最初にSBIビジネス・ソリューションズへ問い合わせた際、操作画面やシステムの構成なども見せていただいたのですが、既存の経費精算システムと利用環境はほとんど変わらず、ユーザビリティについて従業員から不満も出ないだろうと感じました。結果、税理士の紹介から間を置かずに、導入を決定しました。

「経費BANK」への切り替えにあたり、苦労などはありましたか?

小池氏

テスト運用も含め、大きな問題はありませんでした。「経費BANK」へ切り替えたあとも大きなトラブルは発生していません。研究開発費など、当社でよく使う科目をうまくシステム上で入力できるようにするなど、自社に合わせた課題の抽出と対策は現在も引き続き行っています。

出口氏

経理に欠かせない会計ソフトとの連携には、以前のシステム運用での知見が活きました。以前システムを運用していた時に、CSVファイルを出力して会計ソフトに取り込むタイミングでエラーが続出し、税理士に相談しながら対応したことがありました。その際、解決方法を探るためにさまざまなことを試したのですが、その経験を「経費BANK」の導入や運用にも活かすことができ、会計ソフトとの連携に役立っています。

導入の効果と今後の展望

経理に慣れていない中小企業こそ導入してみてほしい

「経費BANK」導入後の効果や、便利だと感じている点について教えてください。

小池氏

経費精算システムの導入前は、Excelに入力したり手作業で紙の書類にハンコを押したりと、いくつもの煩雑な業務がありました。振込金額の間違いや税理士から数字のミスを指摘されることも多かったのを覚えています。

経費精算システムの導入によってこうしたミスがほぼなくなり、業務量も半分程度まで軽減されたのですが、こうした高い業務効率を、以前よりもコストを大幅に抑えつつ維持できているというのが、「経費BANK」を導入した大きな効果だと思います。

「経費BANK」で特に便利だと感じているのは、「領収書AI-OCR」の精度の高さです。領収書に印字された文字や金額はもちろん、適格請求書発行事業者の登録番号も検出して、国税庁のデータベースと自動照合してくれるので、とても助かっています。

出口氏

操作画面のUIにも満足しています。領収書の画像やPDFファイルをそのままドラッグ&ドロップで添付するだけで処理できるので、とても便利です。領収書や備品の保証書をデータで残す習慣が浸透したことで、書類を紛失する不安がなくなりました。

株式会社かごめかんぱにー 茅ノ目 出口 幸子氏

茅ノ目 出口 幸子氏

最後に、「経費BANK」導入を検討中の企業様に向けて、おすすめポイントやメッセージをお願いします。

小池氏

経費精算システムなど、バックオフィスのデジタル化ではどうしても費用面がハードルになると思います。特に当社のような設立間もない少人数の企業の場合、ランニングコストは大きな負担です。その点、「経費BANK」はコストメリットが非常に大きく、導入しやすいのが最大の魅力だと思います。

出口氏

カスタマーサポートや営業担当の方の対応が非常に丁寧という点も、導入を後押ししてくれるポイントだと感じています。経理の知識が浅い私たちの相談についても、丁寧に整理して最適解を提案してくださる姿勢には、いつも助けられています。

小池氏

中小企業やスタートアップの場合は特に、バックオフィス業務に慣れていなかったり、なかなか事務作業の時間を取れなかったりすることがあるかと思います。経費処理などの業務負担が大きくなれば、本業がないがしろになってしまうケースも多いのではないでしょうか。
そうした状況に陥っている方は、低コストで経理初心者でも利用しやすい「経費BANK」を導入してみることをおすすめします。

※掲載している情報は取材当時のものです。

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