2017年4月11日(火)、関東ITソフトウェア健保会館(大久保)にて、「ペーパーレス経理で業務効率UP!証憑電子化と紙原本廃止を実現する『スキャナ保存制度』の最新動向とシステム活用セミナー」を開催し、好評のうちに終了いたしました。

平成27、28年度の税制改正に伴う要件緩和により、電子帳簿保存法への関心が高まっています。特に、スマートフォンやデジタルカメラを使用したスキャナ保存が可能とされたため、企業における紙文書の廃棄(ペーパーレス化)を目指そうとする動きが活発になりつつあります。一方で、制度を正しく理解したうえで運用設計を進めなければ、法律要件を満たせず、本来の目的を達成できないという事態になりかねません。
本セミナーは、電子帳簿保存法の正しい理解とスキャナ保存制度の最新動向をご説明するとともに、実際の運用に必要不可欠なソリューション製品のご紹介を目的として、アンテナハウス株式会社、株式会社オービックビジネスコンサルタントと合同で開催されました。
 

電子帳簿保存法「スキャナ保存」の最新動向

第1部は、アンテナハウス株式会社 益田様より、電子帳簿保存法の概要からスキャナ保存制度の最新動向、さらには税務署への申請方法と、申請時に指摘を受けやすいポイントについて解説していただきました。

平成27、28年の税制改正により、スキャナ保存を導入しやすい環境が整ったといいます。これまで120社程度の採用にとどまっていたスキャナ保存制度ですが、改正後は約2.5倍の300社(※2017年3月末時点)を超える企業で本制度の利用が承認されています。そのような状況のもと、実際に本制度を導入した企業での事例や、税務署への申請時に陥りやすい法対応の落とし穴についてもお話しいただきました。これらは数多くのコンサルティング実績を持つアンテナハウス様ならではの貴重なお話だったのではないでしょうか。

 

スキャナ保存制度に対応したクラウドワークフローのご紹介

第2部では、スキャナ保存の導入を前提とした業務フローの構築や紙文書の廃棄(ペーパーレス化)に関し、具体的な実践方法をご紹介しました。紙文書の廃棄(ペーパーレス化)を実現するためには、法律要件に対応したソリューション製品の導入が効果的です。稟議・回覧クラウドシステム「承認Time」や経費精算クラウドシステム「経費Bank」のデモンストレーションを交えながら、稟議決裁業務や経費精算のシステム化で得られるメリットや効果をご説明しました。

実演デモでは「出張業務」を例に、事前稟議から事後精算・経理処理に至るまで、一連の流れをご覧いただきました。具体例を用いて運用方法の解説を行ったことで、第1部の法令要件の解説に関する理解がより深まり、スキャナ保存制度を採用した際の実際の業務の流れをイメージしていただけたのではないでしょうか。

 

勘定奉行で実現する業務効率化

第3部は、株式会社オービックビジネスコンサルタント様より、会計システム「勘定奉行」を活用した電子証憑管理と業務効率化機能についてご紹介いただきました。

電子化した証憑を勘定奉行上の仕訳伝票と紐づけて管理することで、証憑書類を探す手間が省け、検索効率が格段に向上します。加えて紙文書の保管スペースや保管コストの削減、さらには厳格な証憑管理の徹底等、業務プロセスの効率化とコスト削減を実現することが可能になります。
その他にも、会議資料の作成や予算チェックの自動化を手助けする「業務代行機能」等、業務効率化に役立つ勘定奉行の新機能をご紹介いただきました。

 

正しい法知識の情報収集と対応製品を上手に活用することがポイント

当日はあいにくの雨模様にもかかわらず、電子帳簿保存法を積極的に自社の業務に役立てようと考える多くの総務・経理の担当者様にご参加いただきました。
「タイムスタンプとは何か?」、「電帳法第4条3項とは何か?」といった基礎的な知識から、税務署への申請方法、さらにはシステムを活用した実践方法まで幅広くご説明させていただきました。
今後も継続して、法改正などの最新情報や法対応製品の情報を発信することで、皆様にとって少しでもお役に立てればと考えております。


電帳法関連セミナーは、次回2017年6月7日(水)開催を予定しております。
皆様ぜひご参加ください。


セミナーの様子


実演デモの様子

セミナー内容

内容第1部 (50分)
電子帳簿保存法「スキャナ保存制度」の最新動向

 (1)税務署への申請方法や国税局が確認するポイントについて解説
 (2)オンプレ用ScanSaveの導入事例

[講師] アンテナハウス株式会社 益田 康夫 氏
(JIIMA 法務委員会副委員長、e-文書法WGリーダー)

第2部 (50分)
スキャナ保存による経費精算の効率化と生産性向上につながるクラウドワークフローの紹介

 (1)「スキャナ保存対応」経費精算システムを活用した申請・承認・経理処理の業務効率化
 (2)ペーパーレス化と迅速な情報共有・意思決定を実現するクラウド型ワークフローシステムの紹介

[講師] SBIビジネス・ソリューションズ株式会社

第3部 (40分)
勘定奉行で実現する業務効率化

 (1)電子証憑を利用した会計システムでの活用方法
 (2)決算早期化を支援する業務効率化のご紹介

[講師] 株式会社オービックビジネスコンサルタント

質疑応答 (30分)